看護師の仕事は、法律とも密接な関係を持っていることから、現役看護師は法律に関する勉強も欠かせない。
看護資格を有する看護師は、特別な医療行為に携わることが許可されている。
その範囲は法律によって定められていて、中には医師のみに許されている一方で看護師は行うことができない医療行為も存在する。

もし誤って権限以外の医療行為を行ってしまうと責任問題が生じ、罰則を受ける可能性もありうる。
看護師が法律について詳しく勉強することは、与えられた権限を知って仕事の可能性を広げられると共に自らの身を守る事にもつながる。
そこで現役看護師は医療関係の法律について職場では特に求められなくとも、自主的に学習し必要最小限の知識を身につけることが望ましい。

法律について詳しく知るための情報源としては、官報のほか医療関連の業界紙でも詳しい情報を取り扱っている。
また看護師向けのセミナーでも、医療関連の法律について詳細な新しい情報を知ることができる。
情報源を通して身につけた法律の知識は、やがて情報が古くなり役に立たない問題がある。

法律はその内容が改正によって刻々と変化するため、法律に関する勉強を続けて常に新しい法律の知識を学ぶ必要がある。
近年では医療関連の法律の改正により、看護師に与えられる権限が次第に増える傾向が強い。
例えば現役看護師は特定の研修を受けることにより、これまで医師にのみ限定されていた特別な医療行為も手掛けることが可能となった。